歯に挟まったものが自然に取れない時の対処法|安全に取る方法とNG行動も解説

食事中に歯に物が挟まり、「なかなか取れない…」「自然に取れるのを待っていいの?」と不安になった経験はありませんか?


つい爪楊枝や指で無理に取り除こうとして、歯茎を傷つけてしまう人も少なくありません。

この記事では、歯に挟まった異物を自然に・安全に取る方法をはじめ、フロスや歯間ブラシの正しい使い方や、やってはいけないNG行動、予防法、歯科を受診すべきサインまでをわかりやすく解説します。

正しい対処法を知っておけば、急なトラブルでも慌てず対応でき、口内環境の悪化も防げます。
ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • 歯に挟まったものを自然に取る安全な方法
  • フロスや歯間ブラシの正しい使い方
  • 応急処置ややってはいけないNG行動
  • 挟まりやすい原因と予防法
  • 受診すべきタイミングと判断の目安

目次

歯にものが挟まった!まず試したい「自然に取る」安全な方法

食事中、歯に食べ物が挟まって不快に感じた経験は誰にでもあるでしょう。けれども、焦って無理に取り除こうとすると、歯茎を傷つけたり、症状を悪化させることにもつながります。まずは自宅でできる、安全で自然に取れやすい方法を試してみましょう。

ここでは、歯科医も推奨する「無理なく自然に取るための2つの方法」を紹介します。

ぬるま湯でしっかりうがいする

挟まった食べ物を無理なく自然に取り除くためには、ぬるま湯によるぶくぶくうがいが非常に効果的です。ぬるま湯の水流が食べ物をふやかし、歯の間から自然と浮き上がらせてくれます。

また、ぬるま湯の温かさによって口内の血流が促進され、歯茎の緊張が和らぐことで、異物が取れやすくなることも期待できます。

    うがいの手順:
  • 約35〜40℃のぬるま湯を口に含む(熱すぎないことが大切)
  • 挟まった箇所に意識を集中しながら「ぶくぶく」と強めにうがいする
  • 1回につき10〜20秒程度を目安に、数回繰り返す
  • それでも取れない場合は、口を休ませてから再度試す

無理に続けず、時間を置いて再チャレンジすることで、自然に取れるケースもあります。

舌を使ってやさしく押し出す

挟まっているものが歯の表面に近く、柔らかい食材(野菜や肉片など)であれば、舌でそっと押し出す方法も有効です。

舌は歯ブラシや爪楊枝のような硬さがないため、歯茎や粘膜を傷つけにくく、安全性が高いのが特徴です。ただし、無理な力を加えると舌自体を傷つける恐れがあるため、慎重に行いましょう。

    舌で押し出すポイント:
  • 舌先を使い、異物の横や下側からそっと押すように意識する
  • 押し出す動作は数回に分けてやさしく行う
  • 取れなかった場合は、他の方法に切り替える

特に口腔内が乾いていると舌の動きが制限されるため、うがいと併用すると効果的です。

フロス・歯間ブラシがないときの応急処置(最終手段)

外出先や旅行中など、手元にデンタルフロスや歯間ブラシがない場合でも、挟まった食べ物をそのままにしておくのは不快で気になりますよね。
そんなときの応急処置として使えるのが「清潔なガーゼやハンカチ」です。

ただし、これはあくまで緊急時の最終手段です。誤ったやり方は歯茎を傷つけたり、異物を押し込んでしまう恐れがあるため、慎重に対応しましょう。

  1. 清潔なハンカチやガーゼを用意(濡れていてもOK)
  2. 角を細くねじって、先端がやや尖るように整える
  3. 歯に挟まっている部分にゆっくり差し込み、やさしく前後に動かす
  4. 異物が取れたら、水で口をゆすいで清潔に保つ

注意点
強く押し込まないこと
不衛生な素材(ティッシュ・服など)は使用しないこと


デンタルフロス・歯間ブラシの正しい使い方と選び方

歯科医が歯の間に挟まったものを取り除くために強く推奨しているのが「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」です。

ただし、間違った使い方をすると歯茎を傷つけたり、逆効果になることも。ここでは、道具の選び方から使い方まで、歯科的観点でわかりやすく解説します。

デンタルフロスの種類と特徴

デンタルフロスは歯間の細かな隙間に入り込み、食べ物を安全に取り除けるアイテムです。歯科医院でも治療時に使われる信頼性の高いケア道具ですが、種類ごとの特徴を理解することが重要です。

主なタイプとおすすめの使い方

糸タイプ(ロールタイプ)
  • 自分で長さを調節できるため、コストパフォーマンスが良い
  • 歯間が狭い方や慣れている方向け
  • 細かい操作ができる反面、初心者には扱いが難しい場合も
ホルダータイプ(Y字・F字型)
  • 持ち手があるので初心者でも使いやすい
  • 奥歯などにも届きやすく、初めて使う方におすすめ
  • 衛生面から使い捨てタイプの使用が基本

初めて使用する場合は、まずホルダータイプを選ぶのがおすすめです。慣れてきたら糸タイプを試してみると、自分の歯並びに合った最適な方法を見つけられます。

デンタルフロスの使い方(図解付き)

フロスの使い方を誤ると、歯茎を痛めたり、異物を押し込んでしまうリスクがあります。以下の手順に沿って、「やさしく・丁寧に」がポイントです。

    基本手順:
  1. フロスを歯間にゆっくり挿入する(無理に押し込まない)
  2. 歯の側面に沿わせて「C」の字を描くように当てる
  3. 上下にやさしく動かして異物や汚れを除去
  4. 異物が取れたら、フロスをゆっくり抜く

注意点

フロス使用時の注意点として、決して力を入れすぎてはいけません。

歯茎が痛むほどの力で行うと、歯茎を傷つけたり出血の原因となるため、丁寧かつ優しく使用しましょう。

歯間ブラシのサイズ選びと目安

サイズ選びを間違えると、効果が出にくいだけでなく、歯茎を傷つける原因にもなります。

一般的なサイズの目安:

サイズ適した歯間の状態
SSS〜SSサイズ非常に狭い〜一般的な歯間
S〜Mサイズやや広めの歯間
Lサイズ以上ブリッジや大きめの隙間がある場合

初めての方は、まず小さめのサイズから試し、歯間に軽く抵抗を感じる程度のブラシを見つけることがポイントです。

歯間ブラシの使い方と注意点(図解付き)

歯間ブラシは、正しい角度・動かし方・使用後の処理を守ることで、歯間の汚れをしっかり除去しつつ、歯や歯茎へのダメージを最小限に抑えることができます。

  1. 歯間にまっすぐ差し込む(斜めにしない)
  2. 前後に2〜3回やさしく動かす
  3. 汚れが取れたら、丁寧に引き抜いて洗浄・保管する

使用後は、流水でブラシ部分をしっかり洗い、乾燥させて清潔に保管します。汚れを残したままだと、次回使用時に雑菌を口に入れてしまうリスクがあります。

歯間ブラシの使用時の注意点

無理にブラシをねじ込んだり、強く動かしすぎるのは歯茎を傷つける原因になります。

特に金属製のワイヤー部分が歯茎に当たらないよう注意し、ゆっくりと優しく使用することを心がけましょう。

フロスや歯間ブラシが手元にないときの応急処置

外出中など、ケア道具がない場面では清潔なガーゼやハンカチを使う応急処置もあります。ただし、これはあくまで最終手段であり、可能な限り避けるべき方法です。

    応急処置のやり方:
  • 清潔なガーゼやハンカチの角を細くして、ゆっくりと歯間に差し込み軽く動かす
  • 汚れや異物が取れた後は、できるだけ早く歯間ブラシやフロスで再度ケアを行う

異物が取れた後でも、この方法では歯垢など細かい汚れが十分に除去できないことがあります。可能な限り早く自宅や歯科医院で正しいケアを行いましょう。

    この方法の注意点と強調点:
  • 使用するガーゼやハンカチは清潔なものであることが必須
  • 強く押し込んだり無理をすると歯茎を傷つける恐れあり
  • 応急的処置の後は適切なケア(フロスや歯間ブラシ)を必ず行う

安全で確実に異物を除去するためにも、可能な限り推奨された方法を使うか、歯科医院を受診しましょう。

なぜ?歯に挟まりやすい原因を5つ解説

「食事のたびに歯に何かが挟まる…」そんなお悩みを抱えていませんか?
歯にものが挟まりやすいのには、実は明確な原因があります。そのまま放置すると、虫歯や歯周病、口臭などのリスクも高まるため、早めの見直しが必要です。

ここでは、歯科的に考えられる代表的な5つの原因をわかりやすく解説します。

原因1:食べ物の性質(繊維質・粘着性のある食品)

ごぼうやほうれん草、肉の筋、お餅、キャラメルなどは、食べ物の中でも特に歯に挟まりやすい特徴があります。

  • 繊維のある野菜は細く裂けやすく、歯間に絡まりやすい
  • 肉の筋や皮は繊維が長く、奥歯に引っかかりやすい
  • お餅やキャラメルは粘着力が強く、歯の隙間に密着して残りやすい

特定の食品を食べた後に毎回詰まる方は、食後の歯間ケアを習慣にすることが大切です。

原因2:歯と歯の間に隙間がある(加齢・歯周病の進行)

歯茎が下がると、歯と歯の間に隙間ができ、挟まりやすくなります。

  • 加齢による歯肉の退縮
  • 歯周病で歯を支える骨が減り、歯間が広がる

このような変化によって、以前は問題なかった歯間でも異物が詰まりやすくなってしまいます。歯周病が進行している可能性もあるため、気になる方は早めの歯科検診がおすすめです。

原因3:詰め物・被せ物の不適合や劣化

古くなった詰め物や合っていない被せ物があると、隙間や段差が生じ、食べ物が引っかかりやすくなります。

  • 段差に沿って繊維が残りやすい
  • 接着部分の劣化で隙間ができる
  • 歯との接触面にズレがある

これらの問題を放置すると、二次虫歯や口臭の原因になることも。
詰め物に違和感がある場合は、歯科医院で調整・交換を行いましょう。

原因4:虫歯による歯の形状変化や穴あき

虫歯によって歯に穴や欠けができると、そこに食べ物が入り込みやすくなります。

  • 虫歯の進行で歯の表面にザラつきや溝ができる
  • 歯の形が変形し、清掃しにくい部位が生まれる
  • 詰まった食べ物が虫歯をさらに悪化させる原因になる

特に、一度でも食べ物が詰まりやすくなった部位は、虫歯リスクが高い部位とも言えます。
黒ずみ・しみる・詰まりやすいなどのサインがある場合は、早急に歯科医へ相談しましょう。

原因5:歯並びや噛み合わせの問題

歯並びが乱れていると、歯の接触が不均一になり、食べ物が引っかかりやすくなります。

  • 八重歯や叢生(歯並びがガタガタの状態)は、歯が重なり磨き残しが多くなる
  • 噛み合わせのずれで歯に負担がかかり、隙間が生まれる
  • 歯が傾いていると、そこに食べ物が溜まりやすくなる

矯正治療や咬合調整を受けることで、根本的に挟まりにくい口内環境を整えることが可能です。

気になる場合は、歯科や矯正専門医院で相談してみましょう。

歯にものが挟まる原因を知っておくことで、適切なケアや予防につなげることができます。これらの原因に心当たりがある方は、定期的に歯科を受診し、歯間ケアを念入りに行うよう心がけましょう。

もう挟ませない!今日からできる歯に物が挟まるのを防ぐ予防策

歯に食べ物が挟まるのを繰り返すと、不快感が続くだけでなく、虫歯・歯周病・口臭といった深刻なトラブルの引き金になります。しかし、日々のケアや食習慣を少し見直すだけで、「挟まりにくい口内環境」を作ることは可能です。

ここでは、自宅ですぐに取り入れられる簡単で効果的な予防法を紹介します。

毎日の基本は「正しい歯磨き」

多くの人が歯磨きは習慣化していますが、実は歯ブラシだけではお口全体の汚れの約60%しか除去できないと言われています。歯と歯の間のケアには、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が不可欠です。

    正しいセルフケアの基本
  • 歯ブラシによるブラッシング(1日2〜3回、食後に)
  • 就寝前には特に丁寧に磨く(夜間は唾液が減り、細菌が増殖しやすいため)
  • 1日1回以上、デンタルフロスまたは歯間ブラシで歯間を清掃

正しいケア習慣を続けることで、歯にものが詰まりにくくなるだけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

食事中の「ちょっとした意識」も予防につながる

歯に食べ物が挟まりやすい人は、「噛み方」や「食べ方」にも注目してみましょう

    気をつけたい食事中の習慣
  • 一口につき30回を目安によく噛む(唾液分泌が促進され、食べ物が詰まりにくくなる)
  • 間食やおやつは時間を決めて、だらだら食べを避ける
  • 食後に軽くうがいや歯磨きを行うことで、異物の残存を防げる

特に粘着性や繊維質の食べ物を食べた後は、歯間のケアを意識的に行いましょう。

定期的な歯科検診と専門ケアが最も効果的

最も確実な予防策は、歯科医院での定期的なチェックと専門的なクリーニングです。

  • 虫歯や歯周病の早期発見・早期治療
  • 詰め物や被せ物の劣化・ズレのチェック
  • 歯科衛生士によるブラッシング指導とセルフケア改善
  • PMTC(プロによるクリーニング)で歯垢・歯石を徹底除去

半年に1回を目安に通院し、セルフケアでは届かない部分のチェック・メンテナンスを受けましょう。

歯に挟まらないためには「日常ケア・食習慣・定期検診」が重要

歯に物が挟まるのを防ぐには、次の3つの視点からのアプローチが重要です。

  1. 毎日の正しい歯磨きと歯間ケア
  2. よく噛み、だらだら食べを避ける食習慣
  3. 歯科医院での定期チェックとプロケア

この3つをバランスよく実践することで、挟まりにくく清潔な口内環境を維持できます

今日からできることから取り入れて、歯に物が挟まるストレスとお別れしましょう。

歯科医院を受診すべきタイミング

歯に物が挟まったとき、ほとんどは自宅でのセルフケアで対処できますが、中には歯科医院での専門的な処置が必要なケースもあります。症状を放置すると、虫歯・歯周病・口腔内感染症など深刻な問題に発展する可能性があるため、早期の判断が重要です。

以下に、歯科受診を検討すべき具体的なサインをご紹介します。

何をしても数日間取れないとき

うがいや舌、デンタルフロス、歯間ブラシなどを試しても、数日間異物が取れない場合は、無理をせず歯科医院へ。

  • 異物が奥深く入り込んでいる可能性
  • 歯間や歯茎の炎症が進行している恐れ

長期間異物が残ると細菌が繁殖し、虫歯や歯肉炎の原因にもなります。

強い痛み・ズキズキした痛みがあるとき

異物が歯や歯茎を傷つけていたり、すでに炎症が神経まで達しているか虫歯などの感染症の可能性があります。

  • 冷たいものがしみる・ズキズキする
  • 痛み止めを飲んでも効果がない

こうした場合は、放置すると感染が広がる恐れがあるため、すぐに受診しましょう。

歯茎が赤く腫れている・出血が続くとき

異物の刺激で歯茎に傷や炎症が起きているサインです。

  • ブラッシング時に出血が止まらない
  • 歯茎がぷっくり腫れて痛みがある

このような症状は、歯周病や歯肉炎が進行している可能性もあるため、放置は厳禁です。

同じ場所に何度も物が挟まるようになったとき

特定の歯に繰り返し物が詰まる場合、歯間に問題があるサインです。

  • 詰め物や被せ物が合っていない
  • 歯周病により歯茎が下がり隙間が広がっている
  • 虫歯や歯の形状異常

再発を繰り返す前に、原因を取り除くことが重要です。

口臭が強くなったと感じるとき

詰まった食べ物が原因で細菌が繁殖し、腐敗臭のような強い口臭が発生している可能性があります。

  • 歯磨きやうがいをしてもニオイが改善しない
  • 周囲から口臭を指摘された

口臭は歯周病や虫歯のサインでもあるため、早めのチェックが必要です。

    歯科受診が必要な5つのサインまとめ
  1. セルフケアをしても数日間異物が取れない
  2. ズキズキする強い痛みや持続的な違和感がある
  3. 歯茎の腫れや出血が見られる
  4. 同じ場所に何度も詰まる
  5. 口臭が急に強くなった、改善しない

これらの症状が1つでも当てはまる場合は、自己判断せず歯科医院で診察を受けることが重要です。早期対応によって、重症化を防ぎ、口内環境の悪化を食い止めることができます

歯科医が答えるQ&A|歯に挟まったときのよくある悩み

歯に挟まったものが自然に取れるのを待っても大丈夫?」「子どもの歯に挟まったらどうすれば?」など、歯に物が挟まったときの対処法に不安を抱える方は少なくありません。

ここでは、歯科医療の視点から、歯に挟まった異物に関するよくある質問とその正しい対応をわかりやすく解説します。

Q1. 歯に挟まったものが自然に取れるまで、どれくらい待っても大丈夫?

食事中に歯に挟まったものは、数分から数時間のうちに自然に取れるケースがほとんどです。
ですが、長くても1日以内を目安にしましょう。

それ以上経過しても自然に取れない場合は、以下のような状態が考えられます。

  • 異物が歯間の奥深くに入り込んでいる
  • 歯茎に炎症が起きて腫れがあり、取れにくくなっている
  • 歯と歯の隙間が極端に狭くなっている

このような場合は、無理に取り除こうとせず、歯科医院を受診することが安全です。

Q2. 歯に挟まったものを放置するとどうなるの?

「そのうち自然に取れるだろう」と放置するのは危険です。

歯に挟まった異物をそのままにしておくと、以下のリスクが高まります。

  • 虫歯の原因になる(細菌が繁殖しやすい環境に)
  • 歯周病を悪化させる(歯茎に炎症が起きやすくなる)
  • 強い口臭の原因になる(食べかすが腐敗することで悪臭が発生)

特に、歯間部に異物が詰まったままの状態は、細菌が繁殖しやすく、炎症の温床になります。
歯に挟まったまま取れない状態が半日以上続いたら、早めの対処が重要です。

Q3. 子どもの歯にものが挟まった場合はどうすればいい?

お子さまの歯に食べ物が挟まってしまった場合も、基本的な対処法は大人と同じです。

まずは次のような優しい方法を試してみてください。

  • ぬるま湯でうがいをさせる
  • 舌で軽く押し出すように誘導する
  • 子供用のソフトなデンタルフロスを使って、力を入れずに除去する

ただし、子供の歯茎はデリケートなので、無理は禁物です。痛みや出血がある場合や、どうしても取れない場合は、すぐに歯科医院を受診しましょう。

Q4. おすすめのデンタルフロスや歯間ブラシは?

デンタルフロスは初めて使う方や細かい作業が苦手な方にはホルダータイプ(Y字型やF字型)が使いやすくておすすめです。

糸タイプに慣れている方や狭い歯間の場合は、ワックス加工れた糸タイプが滑りやすく挿入しやすいため効果的です。

歯間ブラシは自分の歯間サイズに合ったものを選ぶことが重要です。初めて使う方は「SSS」や「SS」の細めサイズから試すと安心です。

    おすすめのアイテム例
  • デンタルフロス:
    クリニカ「アドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ」、リーチ「ワックスフロス」
  • 歯間ブラシ:
    GUM「歯間ブラシSSSサイズ」、ライオン「DENT.EX 歯間ブラシ(細めサイズ)」

これらを使って適切なセルフケアを続けることで、口内環境を快適に保ちましょう。

まとめ|歯に挟まったら、まずは自然に取る方法から

歯に物が挟まったときは、ぬるま湯でのうがいや舌での押し出しなど、自然に取れる安全な方法から試しましょう。無理に取ろうとすると、歯や歯茎を傷つける原因になります。

取れない場合は、デンタルフロスや歯間ブラシを正しく使えば、多くは自宅で対処可能です。

それでも取れない場合や、痛み・腫れ・繰り返しの詰まりがあるときは早めの受診が必要です。
「いつ歯医者に行くべきか迷う…」そんなときは、歯科相談サービス『mamoru』の活用がおすすめです。
スマホから気軽に歯科医に相談できるので、緊急受診が必要かどうかも判断しやすくなります。

正しいセルフケアと、必要なときの専門的な判断で、健康な口内環境を保ちましょう。

歯科の健康相談 mamoru

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