歯医者の初診でなんて言えばいい?電話予約スクリプト付き完全ガイド

歯医者 初診 なんて言えば

歯が痛くて、今すぐ歯医者に行くべきかも。初めて歯医者に電話をかけるとなると、「なんと切り出せばいいんだろう」「症状をうまく説明できるかな」と不安になっていませんか?

歯医者に電話するときには多くの人が緊張するものですが、安心してください。伝えるべきことはとてもシンプルです。いくつかのポイントを押さえて、状況を伝えましょう。

この記事では、歯医者の初診予約で「なんて言えばいいか」という悩みを解決する具体的な会話スクリプト(台本)を症状別に紹介します。

この記事でわかること
  • 症状別・具体的な会話スクリプト(台本)
  • 電話の前に準備しておくこと
  • 受診当日の持ち物
  • 受診当日の流れ

不安を安心に変える情報を網羅して紹介します!


歯医者の初診電話で伝えるべきこと【最大6つ】

初診の電話予約で、歯科医院の受付スタッフが知りたいのは、以下のシンプルな情報です。

初診予約の電話で伝えるべきこと

1. 初診であること

2. 一番つらい症状

3. 予約希望日時

4. 個人情報(名前と電話番号)

5. 保険証の有無

6. 治療にあたっての心配ごとや希望内容

「なんて言えばいいか分からない」と不安になる必要はありません。受付スタッフも患者さんの緊張には慣れています。

それぞれについて詳しく解説します。

1. 初診であること

まず電話が繋がったら、「初めてなのですが」と初診であることを伝えましょう。

初診であれば診察券を持っていないことがわかるので、診察券番号などの確認が省略されます。

また、問診票の記入など、当日、初診患者のみ必要な手続きがあれば事前に説明してくれます。

2. 一番つらい症状

次に、今一番困っている症状と部位を簡潔に伝えます。

難しく考える必要はありません。「どこの歯がズキズキ痛む」「歯茎が腫れた」のように、感じている症状についてありのままに伝えてください。

具体的であるほど望ましいですが、意識しすぎる必要はありません。

症状をありのままに伝えることで、緊急性があるか、どれくらいの診療時間が必要かを医院側が判断してくれます。

3. 予約希望日時

予約を取りたい意思を伝えると、受付スタッフから「ご希望の日時はございますか?」と聞かれます。

平日の夕方以降」や「明日の午前中」、「〇月〇日の〇時頃」など、具体的な希望を第2希望か第3希望まで伝えると、予約の調整がしやすくなります。

慌てないよう、あらかじめスケジュールを確認しておくとスムーズです。

4. 個人情報(名前と電話番号)

予約日時の調整ができたら、氏名と連絡先を聞かれます。フルネームと電話番号で回答してください。

名前を答える際は、聞き間違いを防ぐため、ゆっくりと明瞭に伝えてください。医院によっては、漢字表記を尋ねられる場合もあります。

連絡先は当日の緊急連絡や予約確認のために使われるため、携帯電話の番号が良いでしょう。

5. 保険証の有無

保険証の有無について聞かれる場合があります。当日の診療が保険適用となるかを確認するためです。

特別な事情がない限り、「はい、持っています」と答えれば問題ありません。

6. 治療にあたっての心配ごとや希望内容

治療に対する希望や心配事があれば、予約電話時点で伝えておくと当日の診療がスムーズです。

たとえば、「痛みを取る応急処置だけしてほしい」「検診も兼ねてしっかり調べてほしい」「クリーニング(歯石取り)も希望します」などの内容です。

希望がなければ、特別何かを伝える必要はありません。

【これを見ればOK】症状別・電話予約の会話スクリプト(台本)

「具体的にどう話せばいいの?」という不安を解消するために、最もよくある4つの症状別の会話スクリプト(台本)を用意しました。

受付スタッフが知りたいポイントが簡潔にまとめられているため、これを見ながら電話をかければ落ち着いて症状を伝えられます。

自分の状況に近いものがあれば、会話の際の参考にしてみてください。

歯が痛い・しみる場合の伝え方

あなた:お忙しいところ恐れ入ります。初めてなのですが、予約をお願いしたいです。 (数日前から)奥歯がズキズキ痛んでいて……。

受付:かしこまりました。お痛みがあるんですね。では、ご希望の日時はございますか?

いつから、どの歯がどのように痛むのかを簡潔に伝えるのがコツです。「我慢できない痛み」である場合は、緊急性をはっきり伝えましょう。


▶関連記事:ストレスで歯がしみるのはなぜ?原因・症状から自分でできる対策、歯科医院での治療まで徹底解説

歯茎が腫れた・血が出る場合の伝え方

あなた:お忙しいところ恐れ入ります。予約をお願いしたいのですが、初めてです。歯茎が腫れて痛む(または、歯磨きのたびに血が出る)のが気になっています。

受付:かしこまりました。歯茎の腫れですね。いつ頃からその症状がありますか?

腫れや出血など、気になる症状をそのまま伝えましょう。いつから始まったかも合わせて伝えると、より状況が伝わりやすくなります。


▶関連記事:何もしてないのに歯茎から出血?原因と今すぐできる対処法を解説

検診・クリーニング希望の場合の伝え方

あなた:お忙しいところ恐れ入ります。初めてなのですが、歯の検診(またはクリーニング)の予約をお願いしたいです。

受付:かしこまりました。検診(クリーニング)希望ですね。痛みなど、気になるところはございませんか?

検診希望または歯石取り希望と、目的をはっきり伝えましょう。歯科医院は、痛みやトラブルがなくても予防のために利用できるので安心してください。


詰め物・被せ物が取れた場合の伝え方

あなた:お忙しいところ恐れ入ります。初診の予約をお願いします。昨日、銀歯(または詰め物)が取れてしまって……。

受付:かしこまりました。詰め物が取れてしまったんですね。痛みはありますか?

あなた:(例)痛みは今のところありません / 痛みはありませんが、穴が空いていて気になります / 少ししみる感じがします

銀歯や白い詰め物など、取れたものの種類と現在の痛みの有無を伝えるとスムーズです。


電話をかける前に準備すると良いものリスト【4点】

初診予約の電話をかける前にいくつかの準備をしておくだけで、心の余裕が生まれ、慌てずスムーズに会話を進められます。

以下の4点を手元に準備してから、電話をかけることをおすすめします。

電話をかける前に準備すると良いものリスト

1. 保険証

2. スケジュール帳など予定を確認できるもの

3. メモとペン

4. 聞きたいことリスト(気になることがあれば)

1. 保険証

保険証は、初診当日に必ず必要です。

いざ予約が取れても、当日になって「保険証が見つからない」「有効期限が切れていた」となると、保険適用できなくなってしまいます。

電話の時点で保険者番号を伝える必要は基本的にありませんが、有効期限が切れていないか、手元にあるかを電話をかける前に確認しておきましょう。

2. スケジュール帳など予定を確認できるもの

あらかじめ、スケジュール帳やカレンダーアプリなど、予定がわかるものを開いておきましょう。

電話中に慌ててスケジュールを確認しようとすると、焦ってしまいます。

「〇月〇日の〇時頃」「平日の夕方以降」など、第3希望くらいまで考えておくとスムーズです。

3. メモとペン

予約が確定した日時(〇月〇日(△曜日)の〇時)をミスなく確実に控えておくため、メモとペンを用意しておきましょう。

電話を切った後に、「いつ予約したんだっけ?」と不安になるのを防げます。

医院の電話番号や、電話で指示された内容や持ち物などがあれば、一緒にメモしておくと安心です。

4.聞きたいことリスト(気になることがあれば)

事前に歯科医院に聞いておきたいことがあれば、簡単にまとめておきましょう。

例えば、以下のような質問が考えられます。

  • 初診の費用はいくらかかりますか?
  • クレジットカードは使えますか?
  • 治療時間はどれくらいかかりますか?
  • 駐車場はありますか?

電話の最後に「いくつかお聞きしたいのですが」と切り出せば、丁寧に対応してくれます。

聞き忘れを防ぐため、聞きたいことリストを準備しておくと間違いありません。回答内容も一緒にメモしておけるようにしましょう。

初診当日の流れと持ち物

事前に受診当日の流れと持ち物を把握しておけば、初めての歯医者でも緊張せず、スムーズに診療を受けられます。

歯科医院での初診は、問診票の記入や検査が中心であり、一般的な流れが決まっています。ここでは、受付から会計までの流れや当日の持ち物について解説します。

受付から会計までの一般的な流れ

歯科医院での初診は、一般的に以下の流れで進みます。予約時間の10分前を目安に到着できると、問診票の記入時間がとれます

  1. 受付:「〇時に予約した〇〇です」と伝え、保険証・お薬手帳を提出します。
  2. 問診票の記入:現在の症状や一番困っていること、過去の病歴、アレルギーの有無、服用中の薬について記入します。
  3. 診療:名前を呼ばれ、診療台に案内されます。
  4. 問診・検査:問診票に基づき、歯科医師や歯科衛生士が症状について詳しく話を聞きます。その後、実際に口の中の様子を見て、必要に応じてレントゲン撮影などを行います。
  5. 説明と治療:検査結果に基づき、歯科医師が現在の状況と今後の治療方針について説明します。初診当日は、痛みを取る応急処置や診断がメインになる場合が多いです。
  6. 会計・次回予約:受付で会計を済ませ、継続治療が必要な場合は次回の予約を取ります。

初診の費用はどれくらい?

保険診療(3割負担)の場合、おおよそ3,000円から5,000円程度が目安です。この費用には以下のものが含まれます。

  • 初診料
  • レントゲン検査
  • 口の中の検査
  • 応急処置

ただし、あくまで目安ですので、検査や処置の内容によって費用は変動します。

初診時の費用が心配な方は、電話予約の際に「初診の費用はいくらくらいかかりますか?」と事前に聞いておくと、より安心です。

当日の持ち物リスト

当日は、以下の持ち物を準備していくと安心です。特に保険証は忘れると全額自己負担になってしまうため、忘れないようにしましょう。

持ち物リスト
  • マイナンバーカード(健康保険証):持参がないと高額の支払いが発生する場合があります。
  • お薬手帳:他の病院で薬を処方されている場合、飲み合わせを確認するために必要です。
  • 現金:キャッシュレス決済が利用できない場合に備え、3,000円から5,000円程度あると安心です。
  • 取れてしまった詰め物・被せ物:手元になければ持参不要です。
  • 歯医者の初診予約に関するよくある質問(Q&A)

    初めての歯科医院への予約に関して、多くの人が抱える疑問にお答えします。

    Q1. 当日・今すぐの予約は可能ですか?

    A1. 「我慢できないほどの激しい痛み」や「事故で歯が折れた」など緊急の場合は、対応してくれる可能性が高いです。

    まずは電話で「今、すごく痛いのですが、診てもらうことは可能ですか?」と、症状の緊急性を具体的に伝えてください。

    ただし、歯科医院は基本的に予約制です。予約優先となるため、待ち時間が長くなる可能性は理解しておきましょう。

    Q2. 予約のキャンセルや変更をしたい場合はなんて言えばいい?

    A2. 「〇月〇日に予約している〇〇ですが、都合が悪くなり予約を変更(キャンセル)したいです」と、できるだけ早く電話で連絡しましょう。

    無断キャンセルは、歯科医院にとって大きな損失となります。その時間に予約を取りたかった他の患者さんの迷惑にもなってしまいます。

    必ず事前に連絡するのがマナーです。

    Q3. 電話なしで、ネット予約しても大丈夫?

    A3. はい、もちろん大丈夫です。

    最近は、24時間いつでも予約できるネット予約システムを導入している歯科医院も増えています。電話が苦手な方や日中忙しい方に最適です。

    症状に関する入力項目があれば「歯が痛い」「検診希望」など希望を入力しておきましょう。

    ただし、激しい痛みがあるなど緊急性が高い場合は電話で連絡してみることをおすすめします。直接症状を伝えることで緊急性を理解してもらいやすく、早く診てもらえる可能性があります。

    まとめ:不安は解消!まずは電話で第一歩を踏み出そう

    歯医者の初診予約で「なんて言えばいいか」という不安を解消するため、会話スクリプトや必要な準備について解説しました。

    この記事のポイント
    • 伝えることは、初診であること・症状・予約希望日時・名前・連絡先が基本
    • 症状は「どこの歯が痛い」「詰め物が取れた」などの簡単な言葉でOK
    • 事前にスケジュール帳やメモ、聞きたいことリストを準備しておけば、慌てずスムーズに話せる
    • 痛みやトラブルがなくても、検診やクリーニング予約のために遠慮なく電話して良い

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