お金ないけど歯並びを治したい!歯列矯正で使える分割払いやローンを解説

歯並び 治したい お金ない

「歯並びをきれいにしたいけれど、数十万円も払える貯金がない…」
「学生や主婦だから、高額なローンを組めるか不安」

と、矯正治療を諦めていませんか?

歯列矯正は確かに高額になる場合がありますが、月々数千円からの分割払いや国からの還付金(医療費控除)制度を利用すれば、支払いの負担を大幅に減らせるかもしれません。

また、安さに引かれて自力での矯正や格安マウスピースに手を出すと、逆に歯を失う結果となるリスクがあります。

この記事では、お金がないけど歯並びを直したい人向けに、歯列矯正を受ける際に活用できる支払い方法や賢く費用を抑えるテクニックについて解説します。

鈴木先生

歯科医師:鈴木 遼介
近年では、SNSの普及や審美意識の高まりから、自身や子供の歯並びを気にして矯正治療を検討する方が増えています。

矯正治療で使用される装置には、マウスピース型やワイヤーなど、素材や構造、患者自身で取り外しができるものまで様々な種類があります。

矯正治療を受けるにあたっては、どうしても費用や治療期間がかかる点が共通の課題です。費用面の負担を抑える方法として、クレジットカードの分割払いより金利が低いデンタルローンや院内分割払いを利用し、医療費控除を活用する方法があります。ただし、歯科医院ごとに提携しているローン会社や金利条件は異なります。

まずは矯正治療の無料相談を受け、治療内容だけでなく、具体的な費用や支払い方法についてもしっかり確認してから矯正治療を受けることをおすすめします。

この記事でわかること
  • 支払いの負担を減らせる制度
  • 矯正費用を抑えるテクニック
  • 歯並び矯正費用がなくても絶対にやってはいけないこと

▶関連記事:ワイヤー矯正の値段はいくら?種類別・装置別の費用相場と内訳を徹底解説

歯並びを治したいけどお金がない時に活用すべき支払い方法

高額になり得る歯列矯正治療では、場合によっては総額数十万円から100万円以上かかることもあります。

しかし、まとまった貯金がないからと矯正治療を諦めるのはまだ早いかもしれません。

矯正治療を受ける人の多くが、一括払いではなく分割払いを利用して無理なく支払いを続けています。

自分のライフスタイルや収支に合った歯列矯正プランを検討するにあたり、まずはどのような支払い方法があるのかを知っておきましょう。

ここでは、歯列矯正時に活用できる代表的な3つの支払い方法について、それぞれのメリットと注意点を解説します。

歯列矯正時に検討できる支払方法

1. デンタルローン

2. 院内分割払い

3. クレジットカードの分割払いやリボ払い

デンタルローンなら月々の支払いを数千円に抑えられる

手元に資金がなくても治療をすぐ始めたい場合に、もっとも選ばれているのがデンタルローンです。

デンタルローンとは、歯科医院への治療費の支払いを信販会社が立替え払いしてくれるので、治療費を分割で信販会社に返済していく仕組みです。

デンタルローンの最大の特徴は、分割回数を多く設定できることです。

例えば、60回(5年)84回(7年)などの長期の分割が可能で、月々の支払額を数千円から1万円台に抑えられます。毎月のスマホ代程度の負担額です。

また、医療を目的としたデンタルローンは、一般的なカードローンやキャッシングに比べて金利(実質年率)が低めに設定されているのも大きなメリットです。

連帯保証人を立てられれば学生や主婦でも審査に通る可能性があるので、歯科医院で提携しているローン会社について聞いてみましょう。

院内分割払いは金利手数料がかからないことが多くお得

院内分割払いとは、ローン会社を通さず、歯科医院と直接契約して治療費を分割で支払う方法です。

院内分割払いの最大のメリットは、金利や手数料がかからないケースが多い点でしょう。

2年や3年などの治療期間に合わせて、24回払いや36回払いなどで支払うのが一般的です。

金利ゼロで分割できるケースなら、総支払額は現金一括払いと同じになります。金利による出費を抑えたい方には最適です。

ただし、デンタルローンのように60回などの長期分割はできない場合が多く、治療が終わるまでに支払いを完了させる必要があります。

そのため、月々の支払額はデンタルローンよりも高くなる傾向があります。

また、すべての医院が院内分割払いに対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。

クレジットカードの分割払いやリボ払いは金利に注意

普段使っているクレジットカードの分割払いやリボ払いで治療費を支払う方法も検討できます。

クレジットカード払いなら、手続きが簡単でポイントも貯まるため魅力的に感じるかもしれません。ただし、金利に注意が必要です。

一括払いや2回払いであれば手数料がかからないこともありますが、3回以上の分割払いやリボ払いを選択する場合、負担をよく確認する必要があります。

一般的なクレジットカードの分割手数料(金利)は年率12パーセントから15パーセント程度と、年率5パーセント前後のデンタルローンに比べて非常に高く設定されています。

支払期間が長くなればなるほど金利の負担額が増し、利息分だけで数万円から十数万円も多く支払うことになりかねません。

クレジットカードを利用する場合は、自分のカードの限度額を確認するとともに、ポイント還元分以上の金利手数料が発生しないか、慎重にシミュレーションを行ってください。

矯正費用を少しでも安く抑えるためのポイント

支払い方法を工夫するだけでなく、治療費の総額そのものを減らしたり、支払ったお金の一部を取り戻したりする方法もあります。

歯科矯正は定価が決まっている商品ではないため、治療範囲や契約内容を調整し、国の制度を賢く利用すれば、実質的な負担額を数十万円単位で軽くできる可能性があるのです。

お金がないからと諦める前に、まずはコストダウンできる可能性がないか確認してみましょう。ここでは、歯列矯正の費用を抑えるための3つのポイントを紹介します。

前歯だけを治す部分矯正を選択する

歯並びが気になる箇所が前歯のちょっとしたズレやすきっ歯だけなら、全体矯正ではなく部分矯正(MTM)を選べば費用は劇的に安くなります。

全体矯正では奥歯を含めたすべての歯を動かすのに対し、部分矯正では気になる前歯数本だけを動かします。

部分矯正なら費用相場も30万円から60万円程度と、全体矯正の半分以下になるのが一般的です。治療期間も数ヶ月から半年程度と短く済みます。

ただし、部分矯正はあくまで見た目の改善に特化した治療であり、噛み合わせそのものを治すことはできないため、重度のガタガタや出っ歯の場合は適応できない場合があります。

まずは歯科医院で検査を受けて、自分の歯が部分矯正で治せるかどうか診断してもらいましょう。

症例モニターに応募して割引価格で治療を受ける

ホームページやSNSに掲載するための症例写真や体験談の提供を条件に、モニター価格を設定している歯科医院もあります。

医院側は宣伝材料が得られ、患者様は安く治療が受けられるという、双方にメリットがある仕組みです。

モニターの割引率は医院によって異なりますが、通常の治療費から10パーセントオフになる場合や、数万円のキャッシュバックが受けられる場合など様々です。

モニター割引の適用条件として、目元を隠した口元の写真公開や定期的なアンケートへの回答などが求められます。

顔出しに抵抗がない人や、手間がかかっても費用を抑えたい人は、ぜひ活用してください。

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確定申告で医療費控除を申請し税金の還付を受ける

歯科矯正にかかった費用が医療費控除の対象になる可能性もあります。

医療費控除とは、1月1日から12月31日までの1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすることで、払いすぎた所得税の一部が還付金として戻ってくる国の制度です。

噛み合わせの悪さが機能的な問題を引き起こしていると歯科医師が診断すれば、美容目的ではなく治療目的の歯列矯正と判断され、医療費として認められます。

例えば、年収400万円の人が100万円の矯正治療を受けた場合、数万円から十数万円程度が還付金として戻ってくるケースもあります。

領収書やデンタルローンの契約書は捨てずに保管し、翌年に必ず確定申告を行いましょう。

▶関連記事:【2025年最新】子供の歯科矯正で補助金は出る?医療費控除の対象・条件から申請方法まで徹底解説!

安さだけでの判断はNG!絶対にやってはいけないこと

矯正治療費を抑えたいからといって、その心理につけ込んだ危険な方法や甘い広告に飛びつくのは危険です。

大切なお金を失うだけでなく、一生ものの歯を失う事態になりかねません。

歯科矯正は、顎の骨の中で歯を安全に移動させる高度な医療行為です。医学的根拠のない方法や、歯科的な診断を無視した安易な治療は、百害あって一利なしです。

ここでは、歯科医師として絶対におすすめできない3つのNG行動について解説します。

安易な選択が招くリスクについて、しっかりと理解しておきましょう。


市販の矯正グッズを使って自力で治そうとする

インターネット通販などで購入できる市販の矯正グッズを利用するのは絶対にやめましょう。

数千円で買える市販のマウスピースや、隙間を埋めるためのゴムバンドなどが販売されています。SNSでは、自力で歯並びを治したという投稿を目にするかもしれません。

しかし、歯を動かすには適切な力の強さと方向のコントロールが必要です。

市販のグッズや自己流で行うゴムかけは、歯に過度な負担をかけすぎる場合が多く、歯の根っこが溶けて短くなる歯根吸収や、歯の神経が死んで変色する歯髄壊死を引き起こすリスクがあります。

最悪の場合、歯がグラグラになって抜け落ちてしまうことも

数十万円の費用を節約しようとした結果、インプラント治療で百万円以上かかることになっては本末転倒です。

格安のマウスピース矯正を利用する

近年、月額数千円から始められる格安マウスピース矯正が流行していますが、注意が必要です。

格安でのマウスピース矯正は、前歯の軽度なガタガタの矯正のみを対象にしているケースがほとんどです。

本来なら全体矯正が必要な歯並びを、格安マウスピース矯正で無理やり治療しようとした場合、出っ歯になったり奥歯が噛み合わなくなったりするトラブルが発生します。

結果としてマウスピースでは治しきれずにワイヤー矯正をやり直すことになり、歯科医院で最初から治療するよりも費用が倍近くかかってしまうことがあります。

安くても適応症例の限界があることを理解し、契約前にリスクを確認しましょう。

矯正治療を途中で中断する

治療料金の支払いが億劫になってきたからといって、自己判断で矯正治療を中断したり、通院をやめてしまったりするのも危険です。

矯正治療中の歯は、骨の中で移動している最中であり、非常に不安定な状態です。

この時期に治療を止めると、歯並びが元の状態に戻ろうとする後戻りが起きるだけでなく、中途半端な位置で歯が止まってしまい、上下の歯が全く噛み合わなくなることがあります。

噛み合わせが悪くなると、以下のような影響があります。

噛み合わせの悪化による影響
  • 食事がうまく噛めなくなる
  • 顎関節症
  • 肩こり、頭痛といった全身の不調
  • 再治療を行うには、噛み合わせが崩れた状態を一度リセットする必要があるため、期間も費用も当初の計画以上に膨れ上がります

    支払いが苦しくなってきた場合、自己判断で中断する前に必ず歯科医院に相談してください。

    まずは歯科医院で相談から

    実際の治療費や支払い方法は、口の状態や歯科医院の料金システムによって異なります。「お金がないから無理」と諦める前に、まずは歯科医院に相談してみましょう。

    ホームページに掲載されている参考料金が全てではありません。実際に相談してみると、分割払いや予算内でできる治療プランを提案してる場合もあるでしょう。

    無料カウンセリングを活用して治療総額や支払いプランを確認しよう

    多くの矯正歯科医院では、治療を始める前にカウンセリング(初診相談)を行っています。近年では、カウンセリングを無料で実施している医院も増えています。

    カウンセリングでは、歯科医師が現在の歯並びをチェックし、大まかな治療方針や費用の概算(見積もり)、治療期間などを説明してくれます。

    ここで重要なのは、お金がないことや予算の上限を遠慮せずに伝えることです。

    月々の支払い可能額やボーナス払いの可否などを相談しながら、具体的な支払いシミュレーションを作成してもらいましょう。

    複数の歯科医院に相談して、見積もりを比較するのも賢い方法です。


    学生や主婦でもデンタルローンの審査に通る可能性はある

    デンタルローンは一般的なローンに比べて審査基準が柔軟な場合があります。

    「学生だからローンは組めない」「専業主婦だから審査に通らない」と思い込んでいませんか。

    安定した収入がない学生や主婦でも、保護者や配偶者を連帯保証人に立てることで、審査に通るケースが多々あります。

    また、20歳以上の学生であれば、アルバイト収入があれば申し込み可能なローン会社もあります。

    審査に通るかどうか不安な場合でも、多くの医院では窓口ですぐに仮審査を受けることができますので、まずはトライしてみてください。

    Q&A|歯並びを治したいけどお金がない場合によくある質問

    最後に、矯正治療の費用や支払いに関してよくある質問にお答えします。

    Q.お金がなくても矯正の相談に行ってもいいですか?

    A.もちろんです。むしろ、お金がないからこそ相談が必要です。

    多くの歯科医院では、治療を始めるかどうかに関わらず、初回の相談を歓迎しています。

    予算や毎月支払える金額が先にわかれば、その範囲内で可能な治療プランがあるか、どのような支払い方法が最適かを一緒に考えることができます。

    相談したからといって、必ず契約しなければならないわけではありません。気軽に無料相談を活用してください。

    Q.治療費以外に追加料金がかかることはありますか?

    A.契約内容によりますが、調整料などの追加費用が発生するのが一般的です。

    矯正治療の費用体系には、大きく分けて2つのパターンがあります。

    一つは、通院ごとの調整料(処置料)が含まれないケースです。この場合、装置代とは別に、毎回の通院時に3千円から5千円程度の支払いが発生します。

    もう一つは、トータルフィー制度(総額制)です。こちらは、調整料や保定装置代などが全て最初の金額に含まれているため、追加料金は原則かかりません。

    予算ギリギリで矯正治療を始める場合は、後から追加費用で困らないよう、トータルフィー制度を採用している医院を選ぶか、調整料を含めた総額を事前によく確認しておくことをおすすめします。

    Q.保険証があれば安く矯正できますか?

    A.矯正治療は基本的に保険適用外ですが、例外もあります。

    見た目の改善を目的とした矯正(審美目的)は、健康保険が使えない自由診療となり、全額自己負担です。

    しかし、生まれつきの病気による噛み合わせの異常や、顎の骨を手術で切らなければならないほどの重度な顎変形症(がくへんけいしょう)と診断された場合に限り、特定の医療機関でのみ保険適用での治療が可能です。

    自分の歯並びの状態が保険適用対象になるかどうかは、大学病院などの専門機関で診断を受ける必要があります。

    まとめ|諦める前にまずは支払いシミュレーションを

    矯正治療は、契約したその日に全額を支払わなければならないものではありません。

    例えば総額80万円の治療でも、デンタルローンを利用して月々1万円程度の支払いに設定すれば、経済的な負担を最小限にして歯科矯正治療を始められます。

    まずは行きやすい歯科医院に行き、自分の歯並びの治療にかかる費用や使える支払い方法について相談してみてください。

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